キスが足りない
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何度も口付けして。
何度でも抱き合って。
愛しさと比例する様に側にいたい気持ちが増してゆく。
「花井、大好きだー!」
自分より小さな少年は。
自分より遥かに大きな愛情を注いでくれる。
「オレも…」
好きだと答えるのはやっぱりまだ恥ずかしくて。
答える代わりに小さく頬にキスをするけれど。
「もっと…」
キスすればする程物足りなく感じるのは何故なんだろうなんて。
「花井、どうした?」
そんな事とても答えられなくて俯いたら。
そっと頬を両手で掴んで甘い瞳で見つめられた。
「花井といると、どんだけキスしても足りなく感じる!」
チュッと音がする小さなキスに、自分と同じ事を考えていたのだと知って。
恥ずかしそうに笑ったら幸せそうに笑い返された。
「きっと花井が可愛いからだな!」
「可愛いのはお前だろ?」
お互いの言葉にお互いが笑って。
キスの合間に見つめ合いながら囁き合った。
『きっとこれが…恋の魔法だよ』
終わり
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バイトの休憩中にパッと思いついてサカサカと書いてしまいました。
うちの花ちゃん乙女すぎです(汗
モドル